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思考

何もしていないのに疲れるのは、未来の疲れた自分を想像するから

投稿日:2021年8月23日 ➡︎ 更新日:

Think
何かを始めようとして計画を立てると、始めは楽しくて夢中で予定を決めていきます。ところが、予定がおおよそできはじめると、それだけで何だか疲れて、実際は予定通りにうまくいかないといったことがあります。
これは予定した未来を想像し過ぎているために、その時の疲労を疑似体験している状態です。
 
解決する方法はたった一つ、想像せずに動くことです。
 
 

<こんな人向け>
・計画はするけど、疲労感などでやる気がでない
・予定したことをきっちりこなしたい
 

 
 

目次だよ

【一度に全ての未来を想像してしまう】

Imagination

・長い時間を一度に見てしまう

計画を達成するためには、長い時間が必要です。それぞれの時間でやることは様々あるはずです。
予定を想像するというのは、この長い時間の中にあるそれぞれのやることを一度に想像して擬似的に体感してしまうことになります。それでは疲れるのも当然です。
実際はそれぞれの時間の中の自分がそれぞれ行っています。その瞬間にやっているときは、きっとそれほど疲れを感じていないはずです。
もちろん、全体を網羅できなければ計画は立てられません。けれど、計画の全体を見るのは、あくまでも方向性を決め、今何をしたらいいのかをハッキリさせるためです。
 

・登山口に着いたら山頂は見ない

登山をするなら山頂はあまり見ないに越したことはありません。山頂までの高さを見てしまうと、「まだあんなに離れてる…」と感じて億劫になってしまいます。
それでも、頂上へ辿り着く方法は、足元を見て一歩一歩確実に進むことだけです。
 

・想像をし過ぎないようにしよう

人はもともとネガティブなことを考えてしまう生き物です。最悪を予想できれば、それを回避する方法を見つけて生き残ることもできるからです。想像を働かせれば、良くないことを考えてしまうのは仕方のないことです。
けれど、想像のほとんどが当たることはありません。想像はあくまで想像なんです。それに、想像だけして対策も何もしないのであれば、想像するだけ損ですね。
また、想像のし過ぎは悩みを生み、その悩みが病気を引き起こすこともあります。精神的な病気のほとんどは、その人の悩みからくる思い込みが原因とされています。
病は気からということです。
 
 

【今に集中する】

concentration
最も効果的なのは、想像をやめ、今すぐ始めてしまうことです。一度始めてしまえば、先のことを考える必要もなくなるからです。
 

・すぐに取り掛かってしまうこと

想像のし過ぎを避けるには、今すぐに予定していたことに取り掛かることです。未来を想像して今疲れる必要はありません。今使えるエネルギーは、まだ起きてない未来のために使うものではなく、今この瞬間の行動に使うためにあります。
 

・計画はしても予想はしない

計画を立てたら、その先のことはあまり考えないことです。計画が全て予定通りになるとは限らないからです。
こんな時は不安や恐れを予想しがちになります。もしも問題が起きてしまったらどうしよう、遅れ過ぎて台無しになったらどうしよう。そんな予想をすると、それだけで疲れてしまい、結局何も手がつかなくなります。
予想は予言ではありません。その時が来なければ、どうなるかは分かりません。
その時の問題は、その時の自分に任せてしまえばいいんです。
 

・積極的に休む

とは言えずっと集中し続けることなんてできませんね。取り掛かったら、適度に休むことも心がけましょう。
大切なのは疲れる前に休んでしまうことです。疲れてから休もうとすると、回復するのに時間がかかってしまいます。
まだ余裕があるかな?と思うときほど、一旦手を止めてリラックしてください。
楽な姿勢になり、目に入った力を抜いて、呼吸を整えます。そして直前までやるべきことをやっていたんだという実感を味わってください。
 
 

【今すぐやるためには】

start
今すぐに取り掛かる必要があると気付いても、思うように動けず、そのことでまた悩んでしまうこともあると思います。今すぐやることにも、方法はあります。
 

・気持ちよりも動きに集中する

頭を使い過ぎず、とにかく身体の動きに注目してください。
 
座っていますか。立っていますか。何を持っているでしょうか。何を見ているでしょうか。
 
そこから次の動作に集中してください。
 
立ち上がる。座る。引き出しを開ける。道具を取り出す。ペンをもつ。キーボードに指を置く。ノートを開く。本を開く。身支度をする。
 
動きだけに集中すると、それ以外のことは考えられません。
 

・5分だけやる

タイマーをセットして、5分間だけやります。5分経ったら、その場でやめてしまっても良いと自分を許してあげましょう。このくらいの時間であれば、どんなことでも取りかかれます。
しかし、この方法をすると、大抵は5分以上は続けられます。
 

・やる気スイッチを作る

これをやると、自然と身体が動くというルールを自分なりに作ってみましょう。
 
例えば

 
・ストップウォッチをスタートさせる
・紙に書く
・やる気の出る言葉を書いたメモを見る
・SNSなどで人に伝える
・自分で自分にやる気の出る掛け声をする
 

 
色々試してみて、「これをするとやる気が出る」となるものを見つけてください。
また、「自分はこんな方法でやってるよ!」という人は @p_e13までコメントしてくれると嬉しいです!
 

・あなたはどちらを選びますか

今からどちらか一つを選んでください。
 
●今直ぐに取り掛かかり、やりきって気持ちの良い疲労を感じる。
●何もせず想像し続けて疲労し、出来なかったことに後悔する。
 
制限時間は今夜寝るまでです。もしも決められなければ、自動的に後者が選択されます。
どちらを選んでも、あなたの自由です。
 
 

【想像して疲れない方法】

write
想像をせずに今すぐにやれと言われても、想像を止めることはできない。そんな人のために、できるだけ想像しすぎない方法を紹介します。
 

・紙に書く

今思ってる全てのことを、紙に書き出してみましょう。書いて頭の中から追い出してしまうんです。
こうすると、不思議と気持ちがスッキリします。よく、悩みを人に打ち明けるとスッキリしたと言う話がありますが、あれを自分ではない誰かの代わりに、紙が代行してくれます。
こうして気持ちがスッキリすると、現状は変わらずとも、それ以上考えることをやめられるようになります。
今、想像して悩み出したな。そう感じたときに、とりあえず、気晴らしと思って、手身近にある紙に書いてみてください。
 

・予定を埋めてしまう

荒療治かもしれませんが、予定を埋めきって、動き続けるしかないようにするのもオススメです。
一見矛盾しているようですが、要するに考えて疲れるよりは動いて疲れましょうという話になります。
また、中途半端に空き時間があるせいで、物思いにふけてしまうこともあるのではないでしょうか。始めは余計に空いた時間は塞いで、考え過ぎることをやめさせましょう。
まずは動くことが基本になるよう、自分に教えてあげるんです。
今日中にしなくちゃいけない用事の他にも、家事や書類整理、読書、運動など、やった方が良さそうなことを思いつくままにやってみてください。
 
 

【何かをして疲れよう】

sleep
やってもやらなくても、どうせ疲れるのであれば、動いて疲れた方が気持ちがいいですよね。一日の終わりに「やれやれ」と思いながら眠るのは、本当に幸せです。
何もせず疲れるのは、勿体ないことです。あなたの身体は、まだちゃんと動くはずです。前足一歩、指一本からでも動かしてみてください。
 

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