目標がない、見つけ方もわからない、と困ったことはありませんか。目標というほどではないけど、漠然と、何かをしなきゃいけないと言った不安もあるでしょう。そんなふわっとした思いがあって、「このままではいけない」と焦りを感じることはないでしょうか。
けれど、目標は無理して探すものではありません。大事なのはただ一日を精一杯生きることです。
目標がない、今に不安があるという人は続きを読んでみてください。
目次だよ
【目標は探さなくていい】
・探すものではなく出会うもの
目標はそもそも探すものではありません。それはある日、突然ヒラメクものです。自分から見つけようとしなくても、向こうから勝手にやって来ます。なので、無理やり探しても見つかるはずはありません。
・出会えるかどうかは、早いか遅いか
周りで目標があって行動している人を見ると、羨ましく思うでしょう。今、目標を持っていない自分はなんてダメなんだと落ち込むかもしれません。しかし、持っていないからダメというわけではありません。それは単に、まだ目標に出会えていないだけです。その時期が来ていないだけです。目標がある人とない人の違いは、出会えるのが早いか遅いかという違いだけです。遅いことも別に悪いことではありません。人の生きる時間はとても長いです。その時間の中で色んな世界に触れて、いつかは出会うことになります。
・焦って見つけても意味がない
とりあえず何か目標を持とうとして、一時的に決めたとしても、それはほとんど無駄になってしまいます。焦って見つけたものは、本心ではないからです。本心から来ていなければ、本気にもなれないし、どれだけ計画しても達成するために動く気にはなれません。
「とりあえず」ではなく「どうしても」という気持ちがほしいんです。
【今日を精一杯生き抜けばいい】
・「今」を良くする
極論を言ってしまえば、目標などなくても、日常を良くしようとする気持ちさえあればいいんです。なぜなら、日々のストレスがなるだけでも、今抱えているもやもやした感情がなくなり、幸福を感じられるからです。
目標を欲しがるのは、現状に不満があったり、この先の未来に不安を覚えたりするからです。そんな今持っている負の感情を取り払うために、目標という今とは違う世界に行きたいと願うようになります。しかし、そもそも、今持っている負の感情を別の方法で取り払えたら、目標なんかなくてもいいんじゃないでしょうか。その方法が、日常を良くすること、つまり「今」を精一杯生きることです。大きな幸せを求めるよりも、些細な不安を取り除きましょう。
・17時間を生き抜く
一日は24時間あります。その中で眠っている時間を7時間としたら残りは17時間です。つまり、人が朝起きてから夜寝るまでの時間は、だいたい17時間です。この時間が、今日を生きる自分の全てです。
一日を生き抜くことが、そもそも幸せそのものです。なぜなら、「今」を生きる以上のことは誰にもできないからです。大昔、狩りをして生きていた人々を想像してください。目標や志などを持っていたでしょうか。今日を生きられるかどうかも分からない不安定な状態だっと思います。そんな中では、一日を精一杯生きることが全てだったはずです。
現代人が、時間の概念を手にして、いくら未来を想像し、予定を綺麗に詰めたとしても、「今」を生きることに何も変わりはありません。もしかすると、この後直ぐに病気や交通事故で命を落として、明日を生きられないことだって絶対ないとは言い切れませんね。だからこそ一日17時間を精一杯使い切る必要があると思います。そして一日を生き抜いたときは、とても幸せを感じます。
さらにこの17時間を毎日毎日、来る日も来る日も、意識して使い続けることです。今日できたことは、明日もできます。一日を真っ当に全うし続けると、その先には余裕が生まれてきます。
【余裕の先に目標がある】
一日を精一杯に生き抜くと余裕が生まれます。なぜなら、多くの成果を受け取れるからです。
・一日を使い切る習慣が出来る
・用事が片付き使える時間が増える
・浪費が減りお金が貯まる
・不安が減る
・可能性を感じられる
・自尊心が芽生える
・幸福感が高まる
これらを受け取ることで普段の生活に余裕が生まれてきます。
・新しいことを始めたくなる
余裕があれば、その分できることが増えます。新しいことにチャレンジしたくなる気持ちが芽生えます。新しいことを始めれば始めるほど、その先で目標に出会う可能性が増えるはずです。つまり、余裕を持って生きると、目標が見つかりやすくなります。不安を持ち続けるだけでは、その感情に気を取られすぎて何も始められません。だからこそ、時間も気持ちも余裕が必要なんです。
【精一杯生き抜くには】
一日を精一杯生き抜き続ければ余裕が生まれて目標を見つけやすくなります。では、どうしたら精一杯生き抜くための生活ができるでしょうか。
・良質な習慣を作る
一日の中に良質な習慣を多く作りましょう。貴重な、とは言えたった一日に大きなことを詰め込むことはできません。毎日少しずつ、そして確実に成果の出る習慣を増やしましょう。
①朝早く起きる
朝早く起きるだけで、時間に余裕が生まれます。目覚めた直後は頭がスッキリしていますし、周りがまだ寝静まっているので、一人で集中することが増えるからです。この時間で自分にしかできないことをやりましょう。中でも朝活はおすすめです。こちらについては、過去の記事で紹介しているので、よければ参考にしてください。
②一日の予定をたてる
一日の始まりに、その日の予定をたてましょう。朝少し早く起きてするのがオススメです。
PCやスマホのカレンダーアプリに入れるのもいいですが、紙や手帳に手書きで入れるとより効果を実感します。
不思議なことに、こうして予定を決めて一日を使い切ろうと思うだけで、勝手に早起きをするようになります。まるで遠足当日にいつもより早く目が覚める子供のような気分です。それは、一日の計画をたてるだけでも、わくわくしてくるからです。イベントがある日というのは、一日のほぼ全てをそのために全力で使いますよね。一日の予定をたてるだけで、このイベントがある日のような感覚を手にすることができるんです。
③一日を振り返る
寝る前に一日を振り返ることも欠かせません。一日の始めに予定したことが、できているか確認しましょう。もしここで、予定していたのに出来ていないものがあったとしても、落ち込む必要はありません。何でも完璧にこなそうとすれば、当然無理も出てきます。そうなったら、明日以降どうしたらいいのか、改善する方法を考えればいいだけです。大切なのは完璧さよりも進歩です。少しずつ良くしていくことを心がけましょう。そして、今日も生き抜いたことを実感してください。
④本を読む
少しでも多く知識を増やしましょう。知っていることが増えれば、出来ることも増えるからです。
インターネットでも十分知識を得られますが、不必要な情報が多いため、気が散ることがあります。要らない情報が増えるほど、あなたの生きる時間がどんどん失われます。
必要なものを必要な分だけ吸収するためにも、本が一番オススメです。
⑤人に感謝する
感謝の気持ちを持つだけでも、幸福感が味わえます。感謝できるほど、余裕が生まれるからです。余裕のある心が、本来持たなくてもいい焦りや不安を消してくれます。
また、目の前の人へ感謝をすれば、自分は独りではないことを思い出させてくれます。あなたは1人でも独りではありません。感謝を続けるほど周りの関係が良くなり、今いる環境にも不満が減っていきます。
ありがとうと伝えるのに、気恥ずかしさや、負けたような感覚を覚える必要はありません。素直に感謝を続けて自分も周りも明るくしましょう。
⑥シンプルになる
シンプルであればあるほど、生きる時間の質が向上します。なぜなら、シンプルにして選択肢を絞ることで、本来やるべきことがハッキリと分かるからです。
現代では無駄なものがあまりに多すぎます。便利だけど必要ないものが多いんです。
・物が増えれば、管理の時間もお金もかかります。
・食べ過ぎや飲みすぎれば、動きたくなくなります。
・情報が多すぎれば、何が必要なことなのか分からなくなります。
・ルールが複雑になれば、判断するのも嫌になります。
シンプルであるためには、何を選ぶかよりも、何を捨てるかが大切です。
・自分に関係のないニュースは見ない
・SNSの愚痴は見ない
・テレビを見ない
・細かい決まりごとをなくす(完璧よりも完了)
・「便利そう」と思うだけのものは買わない
・食べる量を減らす
シンプルであるために、何かを捨てるのは、何かを我慢するわけではありません。シンプルであるとは、精一杯に生きるために必要十分なものということです。始めからそれ以上のものは要らないんです。
シンプルになれば、やるべきことに時間も気力も思考もお金もあなた自身も、全て使えるようになります。
Simple is best.
【日常をスッキリさせて前に進む】
目標を見つける、なくても幸せに生きるために、一日を精一杯に生きましょう。
人が前に進めないのは、足元の溜まったものを片付けていないからです。一日を精一杯に生きることは、その溜まったものを取り払う作業です。これが日常になれば、もう溜まることはありません。そして余裕が生まれるので、新しいことを始められて、本当に自分がやりたかったことが見つかるようになります。
日常をスッキリさせて、一歩ずつ前に進みましょう。