読書には多くのメリットがあります。
読書が習慣になると、知識が増えたり活字に強くなれます。
平たく言えば情報に強くなれるんです。
現代ではネットを通じて文章でのやり取りが多くなり、
特に最近だとテレワークが増え、対面で話すよりもチャットでやり取りする機会は今後も増えるはずです。
だからこそ、文字に強くなれる読書は続けるとそれだけ良いことがあります。
しかし、本を読む時間があまり取れなかったり、
どうしても読むモチベーションが出てこなくてなかなか習慣にできないという悩みは多いと思います。
ではどうしたら読書を習慣化できるでしょうか。
目次だよ
【続けられる工夫をする】
習慣化に必要なのは工夫です。
「続けよう!」という意志だけに頼ると、必ず途中でやめてしまいます。
意志というのは、本当に頼りないんです。
ですから意志に頼らない工夫が大切になります。
「気付いたら続けていた」と言えるくらいになればこちらのものです。
以降の章ではその工夫をいくつかご紹介します。
全て実践する必要はなく「これならできるかも」と思えるところから始めてみてください。
【読む時間を決めておく】
読書をする時間帯を予め決めておきましょう。
その時間は何があっても読書のためだけに使うと決めてしまうのです。
すると、あとは自動的に体が本を読む体質になってきます。
読むための時間としては、以下の様な時間が有効です。
・朝早く起きて余裕のあるとき
・電車の待ち時間
・始業時間の前
・注文した料理の待ち時間
・お昼休憩の食事の後
・待ち合わせで少し早く着いた空き時間
・お風呂が沸くまでの時間
・風呂上がりの落ち着いたとき
・寝る時間の眠くなるまでの時間
これらはいわゆるスキマ時間と呼ばれる時間です。
これらの時間はそれほど多くはないと思いますが、それでいいんです。
なぜなら短い時間である方が集中して読めるからです。
こういったタイミングを一日の中でいくつも増やすとかなりの量が稼げます。
また最初は意識しないと本を読むことを忘れてしまいがちなので、
空き時間ができるときにいつも居そうな場所に、付箋で「読書をする」と貼っておくのも効果的です。
あるいは一日の中でいつもこの時間帯が暇になるなというタイミングがあれば、
タイマーをセットして思い出させるのもいいです。
こうすれば意識に頼ることなく続けることができます。
よりおすすめなのは朝一か寝る直前の時間が良いでしょう。
朝起きて直ぐは頭がスッキリしていて本の内容もすぐに頭に入ってきます。
寝る直前であればリラックした状態でいられますし、眠くなったら直ぐに眠れます。
また読書中はスマホなどをいじらなければデジタルデトックスにもなるので睡眠の質を上げるのに効果的です。
【モチベーションの上がるサービスを利用する】
読書メーターやブクログなど、読んだ本の記録をするサービスがあります。
これらは単に読んだ本を管理するだけでなく、
仲間と情報を共有して楽しむこともできます。
ただいちいち本の感想を書くのが大変だったり面倒だと感じるのであれば、
読んだ本をそのまま登録するだけでもいいと思います。
あくまでこれは自分がしてきた読書量の集計ツールだと思えばいいです。
その数値が上がるのを見るだけでもモチベーションは上がります。
【理由を明確にする】
そもそも読書をしたい理由が何なのかをはっきりさせましょう。
理由なくして行動はありえません。
恐らく、読書をする理由には以下の2つのうちどれかに当てはまると思います。
・知的好奇心を満たしたい
・目的を果たすための手段にしたい
[知的好奇心を満たしたい]
知的好奇心には凄い行動力があります。
漫画やアニメや映画をたくさん見れるのは、
興味深いところが多く単に話の内容が知りたいという欲求があるからです。
それ以外の趣味に対しても、「感じてみたい、知りたい」という気持ちが一番強いです。
強く興味が湧いてくるものにはすごく意欲的になれるんです。
「なんだか分からないけど知りたい」という感覚に従って本を選ぶと、
自然と早く読みたくなるような本が手元に集まるはずです。
[目的を果たすための手段にする]
読書は目的を果たすための手段として有効です。
本から得られる情報は実用的なものが多く、「こうすればいいのか!」という発見が必ずあります。
今の自分に必要な情報が見つかるのは本当に気持ちがいいです。
とは言え、最近では大抵のことはインターネットで検索すれば直ぐに解決できるようになりました。
確かに目の前の小さな問題であれば直ぐに解決できますが、
目的が大きくなればなるほど、インターネットだけの情報では不足に感じます。
そこで本から濃密な情報を得ることで、より効率よく目的に向かえます。
このよう本を活用して目的が達成されると、その後はあらゆる知識を本から吸収しようとする気になります。
人間やはり「使える」と思ったものには貪欲になってしまうんです。
だからこそ、本の知識を活用してる人はますます活躍し続けています。
【BGMでリラックスしながら読む】
読書をするときには集中できる環境がほしくなりますね。
BGMを流してリラックスした気分でいると読書も捗ります。
しかし、歌が入ったものは歌詞がどうしても頭に入って気が散ってしまいがちです。
ですので純粋に歌のないサウンドのみのものが好ましいと思います。
ここでオススメしたいのはEDMです。
テンポが丁度よく、淡々と流れる感じが気分を落ち着かせてくれるのでBGMに適していると思います。
過去記事でも紹介していますので、興味がある場合には参考にしてください。
ただどうしてもリズミカルなサウンドだとそちらに気が行ってしまうという場合には、自然音が良いと思います。
自然音もリラックス効果があり、周りの雑音よりも遥かに聞いていて心地が良いです。
いずれにしても目の前の本に集中できるよう耳から入ってくる音にも工夫してみるのが良いということです。
【眠くなったら素直に眠る】
読書をしていて眠気が来てしまったら素直に寝ましょう。
読書は勉強と同じく途中で居眠りをしてしまって、時間を無駄にしたなとマイナスなイメージがついてしまい、苦手に感じることがあります。
だからといって眠気を我慢して読み進めても、内容が頭に入ってこないですし結局は苦しいだけになります。
眠いときは無理をしないことです。
昼間であれば軽く10〜20分程度の仮眠を取ると、その後は頭がスッキリして本の内容がすらすらと入ってきます。
この仮眠はその後の時間を有効に使うためにすることなので無駄じゃないんです。
眠かったら寝てしまえばいいと肯定的に見れば読書中の眠気にも悪い印象が残りません。
また、そういった眠気が頻繁に起こるときは、普段の睡眠の質が良くない可能性があります。
その場合には普段の睡眠の質を見直すいいきっかけにもなりますので、まずはその改善を試してみてください。
【完璧に読まなくていい】
本は一字一句丁寧に読む必要はありません。
小説などは別ですが、技術書や専門書など知識を得る目的で読む場合には、完璧に読む必要はありません。
大事なのは読むことではなく読み取ることです。
目次から必要と思える部分を見つけ出し、その部分だけを収集して読めば残りは読んでも読まなくてもいいことがわかります。
こうして読み飛ばすことに慣れれば、一冊にかかる時間を大きく削ることができるので、一日のわずかな時間でも効率よく読書ができます。
【まとめ】
習慣化で一番大事なのは、焦らず少しずつ、そして継続することです。
続けるための方法に決まりはありません。
ここであげた中でも、まずは一つでもいいので試してみることです。
あとは自分なりに工夫して見つけていくのが良いですね。
そうやって試行錯誤するのもやってみると楽しいんです。
楽しみながら良い読書習慣を過ごしてください。