何か過ちをして、
落ち込んでしまうのはよくあることです。
もしかしたら、そのことで周りからダメな人間だと決めつけられたり、
或いは、あなた自身でもダメな人間なんだと思い込んでしまっていないでしょうか。
何か過ちがあったからと言って、
あなたのことを否定する必要はありません。
悪いのはあなたそのものではなく、あなたの「行い」ではないでしょうか。
目次だよ
【悪いのは行い】
「行い」が悪いのであって、
あなたに問題があるとは限りません。
そもそも何が悪いのでしょうか。
その行いによって、
自分や他人に迷惑な結果が生まれるのが、悪いということですね。
本来であれば、
どんな行いにも良い悪いは存在しません。
良い悪いが判断されるのは、人の感情によって起こるからです。
例えば、何か仕事でミスがあったとしたら、
同じ場所で働く人やお客様に、不都合なことがあるかもしれません。
そうなれば、やった本人に対して怒りの感情を持つのは仕方のないことです。
しかし、当の本人も悪意を持ってミスをしたわけではないはずです。
もしも、同じ動作を、他の人がやったとしても、
結果的に、同じミスであることには変わりないですね。
つまり、同じミスを誰がやったとしても、その結果は変わりません。
だから、問題なのはミスとなる行動そのものではないでしょうか。
勿論、悪気がなければ済まされるわけではありませんが、
その人を否定したところで、何も解決しないのも事実です。
【悪い行いは正せばいい】
悪い行いがあったら、それを正せばいいだけです。
どんなことにも、解決する方法は必ずあります。
今は、直すべきことが見つかって良かった、そう思いましょう。
もしも、あなたの性格や体調と関係があったのなら、
それをふまえた行いを考えればいいと思います。
せっかちで確認を忘れるなら、
確認しなければ次へ進めないようチェックリストを作成すればいいと思います。
眠気により集中力が足りていなかったのなら、
今日から、早めに寝たり、睡眠の方法を変えてみたりすればいいと思います。
やり方に問題があるのなら、修正すればいいのです。
今までの行いを振り返って、
あなたの性格や体調を把握したうえで、
悪かった行いを正す努力が大切ではないでしょうか。
こうすることで、悪いことの後には、良いことが繋がります。
既に起きてしまったことは変えられません。
しかし、どんな出来事があったとしても、いずれ時が解決してくれます。
どんなに最悪なことがあっても、死ぬことはほとんどありません。
だからそんなに心配する必要もないんです。
【行いに目を向ける】
悪い行いがあったのなら、
周りは気にせずにあなたを責めるでしょう。
しかし、あなただけは、自分を責めないようにしてください。
自分を責めることも、悪い行いになるからです。
まずは、そのやり方に問題があったのだと冷静に見つめてください。
「そうか、これは悪い行いだったんだ」と気付くことです。
それが後に続く良いことへの第一歩となります。
一度や二度の悪い行いで凹む必要はありません。
大事なのはその悪い結果を修正することです。
そして、それに夢中になることです。
夢中であれば、
周りからの痛い声も気にならなくなり、
やってしまったという後悔の感情は消えてなくなります。
あなたを責めるのではなく、行いを正してください。
【何もしないという行い】
一番悪いのは、何もしないことです。
悪い結果だとしても、そのままにして、
また同じ結果を残し続けてしまうことです。
別の人が同じ過ちをしたとしても、それから何をするかで、
その後の結果が大きく変わるのは簡単に想像できるはず。
何もしないという行いも悪いことになるんです。
何か一つでも体験したら、そこから学び取り、正そうとすることが良いと思います。
大事なのは悪いことを絶対にしないようにすることではなく、成長することです。
【今から正す】
人は生きている限り、
何かを行い続ける生き物です。
どんな行いにも、結果があります。
それが周りや自分の感情によって、良いか悪いか判断しているだけです。
その結果気持ちが浮き沈みするのも、その人の感情次第です。
逆に言えば、
気持ちだけは悪い方へ行かないようにできたら、
あとは結果に対して冷静に対処するだけです。
過去の行いを直すことはできませんが、
これからする行いを正すことはできます。
今から正すという行いは間違いなく良いことです。