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思考

「考える前に行動する」ができない原因と解決方法

投稿日:

行動
 
 
「考える前に行動する」のか「行動する前に考える」か。
 
これはよくあるテーマだと思います。
 
どちらがいいのかは人によりますし、どちらが正しいとも言えません。
ここではどちらが大事なのかは言わず、
「考える前に行動」をしたい人向けの記事となります。
 
 

こんな人におすすめです
・行動したいけどなかなかそれができない
・考えるだけで終わってしまう
・とにかくすぐに動ける方法を知りたい
 

 
 

目次だよ

「考える前に行動する」ができない原因

考える
 
「考える前に行動」ができないとう状態には大きく分けて2つが考えられます。
 

・やり方は知っているけどやる気が出ない(でもやった方がいいと思ってる)
・やる気はあるのにやり方を知らない

 
それぞれ詳しくみてみます。
 

やり方は知っているけど行動できない

これは何をすべきかはっきりしているにもかかわらず、
それを実行できない状態です。
 
そうなってしまうのはなぜでしょうか。
 
①面倒くさいという気持ちが勝っている
やったほうがいいと分かっていても、
面倒くささが勝ってしまっているため実行できないのです。
 
面倒だと思うのは、それを実行するための手順や作業量をおおよそ頭の中で考えてしまうからです。
そのプロセスを今から行おうと思うと、人はつい、楽な方を選択してしまいます。
そのため、やろうとしていたことよりも楽な他のことを優先するのです。
これは結局のところ、考えることを優先してしまった結果と言えます。
 
この考え方を克服するためには、別の考え方を取り入れてみましょう。
 
「今日の一針明日の十針」という言葉を知っていますか。
今日やらないと明日もっと手間が増えることのたとえです。
始めるタイミングが遅くなると、逆に面倒になることが多いのです。
具体的には以下のようなものが考えられます
 

面倒くさがった結果
・忘れた手順を調べ直す・片付けようとした書類が見つからなくて探す手間が増える
・後回しにした分だけ追加の作業が増えている
・(期限があれば)時間がなく焦ってしまいストレスになる
・焦ったためにミスが発生し修正にさらに時間がかかる
 

 
このように、手を付けるのが遅れると、その分余計な負担が多くなります。
なので「面倒だから」と言って放置すると、後で「さらに面倒だ」と感じるでしょう。
 
また「思い立ったら吉日」という言葉もある通り、実行は早いほど優位になります。
まずは「早いに越したことはない」とういう考えから始めましょう。
 
 
②他にしたいことが多い
これは行動しようと思えばできるけれど、
他に優先的にすることがあるため、それが手につけられない状態です。
 
ここで問題なのは、行動する意欲はあるにもかかわらず、
それに着手できないことです。
この原因には様々な理由が考えられます。
 

・他に優先度が高いものが多すぎる・時間配分を間違っている
・優先度が間違っている

 
他に優先度の高いものが多ければそちらを優先するしかありません。
けれど、その量が多すぎれば必然と気力は失われ、
結果的に①のように面倒くささが勝ってくることになります。
 
また優先度そのものを誤っている可能性もあります。
それほど重要ではないものも優先的に取り組んでしまうことで、
もともと行動したかったことに時間と気力を使うことができなくなってしまうのです。
 
以上のように、行動できないのは時間と気力の配分に誤りが生じているからです。
 
 

やり方が分からなくて行動できない

行動したいけれども具体的な方法が分からず、最終的に行動しないまま終わる状態です。
そうなってしまうのはなぜでしょうか。
 
それは賢くやろうとしてしまうからです。
 
当然ですが、行動するからには失敗をしたくはありません。
そのため、無駄なく無理なく完璧にこなしたくなるものです。
しかし、不慣れなことを賢くしようとすると脳はフリーズしてしまいます。
 
具体的な手順はどうすればいいのか。
それを知るにはどう調べるのか。あるいは誰に聞くのか。
ミスをしないためにどこを気をつけるべきなのか。
何を準備しないといけないのか。
トラブルになりそうなことは何か。
 
このように事前に多くのことを考えしまうのです。
そのため考えが追いつかなくなり、
思考停止状態になってしまうため、手が動かなくなるのです。
 
 

リスクを恐れている

やり方を知ってるかどうかに関わらず、
それが失敗して失うものがあるのではないかと恐れてしまい行動ができない状態です。
 
例えば部屋の掃除をするかどうかについてであれば、
掃除が面倒だとか、細かいところの掃除の仕方が分からない、
といった2つの理由のうちどれかにあたると思います。
 
しかし、天職をする、結婚をする、家を買う、会社を企業するといった、
人生の中でも重要で大掛かりなものになるとリスクを考えてしまいます。
 
人は損をしなくない生き物です。
そのため失敗して失ってしまうくらいであれば、とりあえずは現状維持をしようとするのが自然です。
 
しかし、そんな状態であっても、行動をしたいという願望が消えるわけでもなく、
ただ自分の中での葛藤が続くばかりです。
この負の連鎖が続くことで、人の心はますます疲弊し、さらに行動する活力も失われます。
 
 

原因のおさらい

ここまで説明してきた原因をまとめてみましょう。
 

原因は大きく分けて3つ
1.やり方は知っているけど行動できない
  →①面倒くさがっている
  →②優先順位が低い
2.やり方が分からなくて行動できない
3.リスクを恐れている
 

 
もしも成し遂げたいことがあるけど考えてばかりで行動ができない状態であるなら、
これらの理由のうちどれかに当てはまるはずです。
 
 

「考える前に行動する」を実現する方法

行動する
 
 
ここからは実際にどうしたら考える前に行動する方法を一つずつ紹介していきます。
 

今からやると宣言する

「面倒くさい」と言う前に「やる」と言ってしまいましょう。
「やる」と宣言するだけでその通りに身体が動きます。
 
人には一貫性の法則が備わっているので、一度決めたことを曲げにくい性質があります。
これを利用し、一度宣言して明確に決めてしまうことで、
脳は「今からこれをやる」と認識し行動するためのスイッチをオンにしてくれます。
こうすることで「面倒くさい」という感覚が割り込む隙きを与えなくさせるのです。
 
また「今からこれをする」という宣言は、他の人に向けて発信するのが最も効果的です。
周りの目にも注目させることで、より動くしかない状態を作ることができます。
もしも外部への宣言に気が引けるという場合には、紙やノートに書くだけでも大丈夫です。
 
とにかく、自分がすべきことを頭の中だけでなく目に見える形ではっきりと外に出してしまうのが大切です。
 
 

優先順位を決める

時間と気力の配分を考慮して優先順位を決めましょう。
まず、最も重要なことは午前中に行うのがおすすめです。
朝の時間は頭がスッキリしていて集中力が出るからです。
つまり朝活をするのはとても効率が良いんです。
この時間を利用して、優先したいことをやりましょう。
 
優先順の決め方についてもお話しします。
これについては、あの有名な「7つの習慣」にある4つの領域を使った考えかたがシンプルで分かりやすいです。
 
4つの領域とは以下のような内容となります。
 

第1領域:緊急であり重要であること
第2領域:緊急ではないけど重要なこと
第3領域:緊急であるけど重要でないこと
第4領域:緊急ではなく重要でもないこと

 
今、手元にあるやるべきこと全てを、これら4つの領域に当てはめて考えてみればいいのです。
 
一般的に第1領域は速やかに処理し、残る時間を第2領域に当てるのが望ましいです。
そして第3、第4領域を極力小さくしていくのです。
 
一見上記のことは「行動する前に考えている」ように見えます。
しかしこの優先順位を決めるとは、あくまでも「判断基準を事前に決める」というものです。
つまり自分にとって何が重要であるかを普段から意識しておくことで、
どんなやるべきことについても、反射的に行う順番を決定することができるのです。
 
このような考え方ができると、都度何かすべきことやりたいことが出てきたときに、
一々どうするか吟味する時間を減らすことができ、結果的に早く行動に移せます。
 
 

やり方が分からなくなったらとにかくググる

知らないことはとにかくネットで検索しましょう。
これは現代の基本中の基本です。
 
昔は知らない単語があれば分厚い辞書でペラペラめくって探す必要がありました。
細かい手順などは専門書を買わないと分からないことも多かったはずです。
 
しかし現代は素晴らしいことに、無料でそれらの情報が手軽に得られるようになりました。
これを利用しない手はありません。
 
より素早く知識をつける方法としては「目的を持つ」ことです。
なぜなら、目的は強い願望を生むからです。
 
人は願望を少しでも早く叶えたくなるので、
より早く知識を得ようと本気になるのです。
 
例えば、英語の勉強をしているのであれば、勉強することの目的が何なのかをはっきりさせましょう。
海外に住みたいのか、英語サイトで世界的な情報を見たいのか、あるいは単に話せることがカッコいいからと思うのか。
 
動機はなんでも構いませんが、とにかく「自分にとってそうする必要がある」と強く思うことです。
そうすることで今以上に勉強に対する姿勢も変わります。
人は現金ないきもので、自分にとって実用性があれば、すんなり習得できるようになっています。
逆に言えば、役に立たないと思っていると何事にも身が入らないんです。
 
 

思考より身体に意識を向ける

思考よりも身体そのものをどう動かすかに意識を向けましょう。
 
よくできた手順書はより具体的な操作手順が書かれています。
これは考えるよりも身体を使ってもらうことに意識を向けさせるからです。
この身体の動きに意識を向けさせることで、余計な思考が入る余地をなくすことができます。
つまり、思考と行動を切り離してしまおうということです。
 
たとえば掃除をするときにも
 

床に置きっぱなしのものをしまう

窓を開けて換気する

掃除機をかける

ゴミ箱を空にする

 
など具体的な手順を頭にうかべ、その通りに身体を動かします。
こうすることで、「面倒くさいな」などの感情とは別の領域の脳を動かすことで、
楽をしたいという本能を抑えることができます。
 
この手順を行う前に「今から掃除をする」と宣言すとより効果的でしょう。
感情ではなく具体的な手順に意識を向けることで無駄な考えを遮断できるようになります。
 
またやり方が一切分からないのであれば、まずは入り口だけでもネットで検索するところから始めましょう。
 

今から◎◎について調べる

「◎◎ 始め方」で検索する

手順の最初だけ始める

 
一度手をつけてしまえば、その後は勝手に奥へと進んでしまうものです。
エスカレーターは最初の一歩を踏み出すことで進むようになります。
 
何事も全てを理解してから行動するのは無理があります。
まずは入り口だけでも知って、そこへたどり着くことだけに全力を注ぎましょう。
 
 

リスクに見合わないのであれば諦める

そもそも諦めるという選択肢もあります。
 
最も良くないのは、やるべきかどうかと、どっちつかずの宙ぶらりんの状態にあることです。
始めから行動していないのであれば、
それはリスクから考えてあまりに得のない行為であると認識しているからです。
であれば、一旦そのことは諦めて忘れてしまうのも一つの手と言えます。
 
しかし、それでも行動することにメリットを感じるのであれば、
まずは具体的なリスクが何であるのかを調べるところから始めましょう。
前もって何が驚異で、それに対する損がどのくらいであるのかを把握できれば、
対策をするという行動から始めることができます。
その方法も、ググることで大抵は分かってきます。
 
 

「考える前に行動する」を実現する方法のおさらい

ここまで説明してきた方法をまとめてみましょう。
 

・今からやると宣言する
・優先順位を決める
・やり方が分からなくなったらとにかくググる
・思考より身体に意識を向ける
・リスクに見合わないのであれば諦める

 
 

まとめ

まとめ
 
今回は「考える前に行動する」にはどうしたらいいかまとめてみました。
 
結局のところ、これに関しては「面倒くささとの戦い」の一言に尽きるのだと思います。
 
ほとんどの場合、調べれば情報はいくらでも手に入る世の中です。
そうなると「知らないからできない」という原因はほぼありえません。
となれば、「知るための情報を調べるのが面倒くさい」という結果になります。
 
もちろん、調べることも面倒なのは事実です。
ですがこれは通過儀礼だと思って通過するしかありません。
それを通過できると、その先の体験は計り知れないのです。
 
また始めのうちは面倒に感じるものも、
やっているうちにその気持は減っていきます。
人は面倒くさがりであると同時に、
慣れやすい生き物であるということを忘れずに。

-思考

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