理想を掲げたけど、うまくいかず挫折した経験はないでしょうか。
完璧にこなそうと努力はしたけど、どこかで躓き、そのまま崩れて、最後はなかったことにしてしまう。そんな悔しい思いは誰にでもあると思います。
大切なのは、完璧であろうとするよりも、日々進歩していると実感することです。
うまくいかないことに目を向けるのではなく、何ができるようになったのかを感じ取ることです。
・完璧にやろうとしてなかなかうまくいかない
・すぐに挫折してやる気をなくしてしまう
目次だよ
【人は完璧にはなれない】
人は完璧にはなれません。人はどこまでいっても、結局は生き物だからです。
食べ物がなければ生きてはいけませんし、眠る必要だってあります。
心はいつも何かに左右されていて、つまらないことで気分を落としてしまいます。
人が人である以上、そもそも完璧にはなれないんです。
もしも自分は完璧だと言う人がいたら、その人は人を捨てているのでしょう。
それでも、完璧を目指そうとした心だけは捨てないでください。
希望を持って生きるうえで、目指すものは必要だからです。
あなたができると信じられたこと自体は素晴らしいんです。
【完璧になることよりも完璧に近づこうとすること】
完璧を目指して近付き続ける。それが一番望ましい姿です。
完璧か、完璧でないかという極端ではなく、完璧か完璧に近づこうとしているかが良い考え方です。
誰にでも必ず認めたくない欠点はあります。それに引け目を感じて完璧でありたいのに成れていないことに悩む必要はありません。
欠点は受け入れるか少しずつ改善して、昨日よりもほんの少しだけ近づけば良いだけのことです。
階段を飛び越えて一番上まではいけません。一段ずつ確実に上がっていく必要があります。
つまり、一段ずつ進歩し続けることです。一日一つ良くなることです。
どんなに小さなことでも、進んでいるという実感が幸福をもたらしてくれます。
近づいていないなと思ったとしても、「近づきたい」と願うだけでも意味があります。
その思いは時間とともに必ず、行動に変化が出るからです。
今は何も変わらずとも、思いを持ち続けましょう。
【無理はしない】
完璧に近付こうと無理をしないように気を付けてください。
あなたが挫折した原因は、無理をし続けたからではないでしょうか。
人は一度に全てのことはできません。少しの余力を持たせるくらいが丁度良いと思います。
そして、最低限できることに、真剣に取り組むことです。
階段を一段上がるのは、大したことではなくても、油断をすれば簡単に躓いてしまいます。
焦らず、一歩ずつ、確実に登っていく感覚を掴みましょう。
しかし、気疲れしない程度に、無理なく、自然な形でいきましょう。
【挫折しそうになったら】
もしも、今まさに完璧さを求め過ぎて、途中で投げ出してしまいそうになったらどうしましょう。
まず、現状に目を向けることです。
過去は変えられません。過ぎたことを悔やんだとしても、何も変えることはできません。
現在どうなっているのか、それを素直に受け止めるところから始まります。
・自分を責めない
挫折しそうなときに、自分を責めないでください。
一度責めてしまうと、そこから二度と新しいことを目指そうとする気持ちすら失くしてしまいます。
過去を責めて、未来の可能性まで消してしまうのは勿体ないです。
人はそもそも、完璧ではありません。
完璧になりたい。ただ近付こうとしただけ。
そう自分に言い聞かせ、自分を許してあげてください。
・「今」どうするべきか考える
自分を許せたら、「今どうするべきか」を考えます。
これは忘れがちになるので、よく覚えてください。
冷静になれないとき、人の気持ちはいつも過去か未来にあります。
忘れないでください。大切なのは「今」に気持ちを戻すことです。
・積極的に休む
挫折しそうになるのは、ちょっと疲れているだけかもしれません。
完璧さを求めれば、どこかで無理をしているはずです。
それが続けば、どうしたって疲れてしまいますね。
身体が勝手に止まってしまう前にあえて休むことで、それを避けられます。
意識して休めば、急に止まってしまうよりも、ずっと短い時間で回復できるんです。
調子が良いときほど、わざと休んでしまいましょう。
・改善する
うまくいっていないのなら、それを修正をすればいいだけのことです。
これは単純な話ですが、忘れがちでもあります。
どこか必ず直すべきところがあるはずです。
その場では分からなくても、振り返ると「あの時、ああすればよかったのかも」と思いつくことはあります。
そのためには、一日の中で振り返る時間をとってみてください。
おすすめは日記を書くことです。日記をつけることで、その日の出来事を細かく思い出そうとするので、気を付けたい部分が見つかりやすくなります。
毎日その日を振り返れば、その分どこが進歩できたかも分かるので、投げ出したい気持ちを抑えることもできます。
・目指したものを思い出す
そもそも、成りたかった姿は何だったかを、もう一度思い出してみてください。
その時の気持ちをもう一度取り戻しましょう。
人は簡単に忘れてしまうので、思い出さないと、何のためにしていたのかすら見失ってしまいます。
目指したい完璧な姿を思いついたときは、とてもやる気に満ち溢れていたはずです。
またその気持を取り戻せたら、それだけで再び進むこともできます。
【人は進む生き物】
現代でも人は完璧でありません。それでも、進歩し続けて来ました。
今わたしたちが住みやすい世界で生きていられるのは、過去からの進歩が続いたからです。
1人の人間としてみても、生まれてから今まで進歩を続けて成長してきたはずです。
それは今も同じことです。
完璧を夢見つつ、少しでも近付こうと、進んでください。