後悔したことがない人なんていません。どれだけ注意していたとしても、必ずどこかで「こうすれば良かった」と思う瞬間は現れます。けれど、そう思う回数や感じ方が人それぞれ違うのも事実です。ときにはそのまま悩み続け、やるべきことができずにまた後悔する、と言った負の連鎖が起こるかもしれません。
今回は後悔が起きる原因とそこから脱出する方法を考えていきます。
・なぜ後悔してしまうのか知りたい
・後悔しないためにどうすればいいのか知りたい
目次だよ
【重要なことをしなかったから】
後悔が起こる最も多い理由は「重要なことをしなかったから」です。後悔が起きたときに「あの時やっておけばよかった」と思うことです。例えば以下のようなときが後悔になると思います。
・運動したり栄養のあるものを摂らないでいて肥満や病気になった
・夜ふかしして寝不足になり仕事に集中できない
・知り合いとコンタクトを全くとらずいつの間にか疎遠になっていた
・読書や勉強をしなくて知識やスキルが身につかず収入が増えない
・休日の予定を何も考えないでいて一日を無駄にしてしまう
これらはどれも重要なことをしなかったときに起こっています。しかしどれもよく考えてみればやった方がいいよねと本人でも気付くことだと思います。自分でもやるべきだと分かっていたはずなのに、それをやらずに目の前で問題になるとやらなかった悔しさとして現れます。
【なぜ重要なことができないのか】
重要なことをしないでいると後悔が起きます。逆に言えば重要なことを先にしていけば後悔は起こりにくいということです。
そうと分かっていても、それがなかなかできません。なぜかと言うと、重要なことは大抵心理的にツラいからです。それは難しかったり大変だったり苦痛だったりします。人は無意識に生きていると、頭の中で重要なことが分かっていても、ツラいものを避けて重要じゃないけど楽なことに自然と行動が移ってしまいます。「今日はいいや」と毎日思っているとそれが習慣となって、気付いたときには重要なことが一切できずに後悔だけが残り続けるようになります。
【後悔しないためにすること】
ここからは後悔しないための重要なことをどうやってするのかを説明します。
基本的なことですが、予定を決めて、それに集中して取り組み、定期的に見直して、良くない部分を改善していくしかありません。何をするか事前に決めておくことで、無意識にやってしまう悪い習慣に対抗していきましょう。
[一週間の計画をたてる]
◆重要なことから埋める
まずはこれから1週間先の中で最も重要な予定から先に埋めて行きましょう。
それは運動だったり、勉強だったり、家族と話すことだったり、後になって「やっておけば良かった」と悔やむであろうことです。直ぐにやる必要がなくても、放っておくと延々とやらないだろうなと思うことを、積極的に入れていきましょう。
重要なことをするためには、それなりに時間を作る必要が出てくるはずです。ですから日常でしないといけないことも、どの時間でどのくらいの時間で済ませるかといったことも考えると良いです。
普段からやってることにどれだけ時間をかけているかという時間も持てるはずです。何をするにもどのくらいで終わらせるかという時間間隔が生まれ、より短時間で物事を済ませられるようになります。
そして余った時間に、より重要なことに使えるようになります。
◆余った時間に日常でやることを埋める
重要なことが埋まったら、余った枠に日常ですることを埋めていきます。家事や食事の時間などですね。やらない訳にはいかないものを入れていきます。始めに重要なことを埋めると、残ったわけで日常のことをしないといけません。こうすることで短時間で終わらせようという意識も生まれ時間が有効に使えるようになります。とくに期限がないからダラダラしてしまうことはあると思います。何気なくやっていることが実はかなりの時間泥棒だったりします。
◆遊ぶ時間を決めておく
とは言え一日の予定を上から下までがんじがらめにしていたら窮屈に感じますね。無理は続きません。そこで一日の中でフリーな時間を決めておきましょう。その時間の中では自分の好きなことだけやってもOKとします。誰だって遊ぶ時間は必要です。
こうすることで「何が何でもその時間に遊ぶ」という意識ができて、その時間までに他のことを済ませようというモチベーションになり時間の使い方が逆にうまくなります。その先にご褒美が待っているとやる気が自然に湧いてくるんです。
◆スキマ時間には何をするか決めておく
また合間合間に小さなスキマ時間は必ずできるはずです。これらの時間に何をするのか決めておくことも重要です。こういった時間も自分でちゃんとコントロールできているなという実感が後悔のうまれにくい生き方になるからです。具体的には、予定の確認をしたり、本を数ページ読んだり、瞑想したり、SNSで仲間とコミュニケーションをとったり、そのタイミングが来たらいつでもできるようなことを決めておきましょう。
[集中して取り組む]
予定が組めたら、あとはただ集中して実行しましょう。実はここが大切であり、難しいところです。結局のところ、未来を変えることができるのはいつだって今この瞬間しかありません。今していることをひたすら積み重ねることが後悔のない生き方なんです。今この瞬間は過去も未来もありません。なので後悔や不安を感じる必要もありません。今この瞬間だけ頑張ることは誰でもできます。今は何をするべきか、それだけを考えることが、物事を集中して取り組むコツだと思います。
もしも眠かったり、どうしても集中ができない場合には直ぐに休息をとりましょう。人である以上、どうしても体調に左右されてしまいます。10〜20分仮眠をとるか瞑想をその場で行うのがオススメです。
[計画を後で振り返る]
1週間が過ぎたら、予定通りに過ごせたか振り返りましょう。おそらく始めた頃は思うようにいってないことが多いはずです。人は過去の習慣をそう簡単には変えることができません。気が付けばそっちに行っていた、なんてこともあります。なので、できなかったからと言って落ち込む必要もありません。
ここで大切なのは何ができて何ができなかったかを知ることです。自分がしてきたことを客観的に見ることで改善するキッカケが生まれます。
[日常を工夫する]
振り返ってみて問題点を見つけたら、それを改善するための工夫をしましょう。どんな細かいことでも大丈夫です。物の配置を変えてみたり、作業の順番を変えてみたり、他人の習慣を真似してみたり、他にも試せることはたくさんあると思います。こうして日常の中に工夫が生まれると人生は凄く楽しくなります。昨日よりも成長したという実感が希望に変わり、日々をより明るく生きられるようになるんです。
「アレを使いたいけど何処にしまったかな?」といった経験はありませんか?引き出しの中を整理していなかったり、部屋が散らかっていたりすると、使うものを探すのにも時間がかかります。それによって重要なことをする時間がどんどん減っていくんです。仕事が出来る人は使うものを極力減らして机をキレイにしています。その方が使いたい物を直ぐに取れるので集中できる時間を確保できるからです。普段から使わないものを断捨離するのは実は大きな改善だったりします。
【今後悔している場合】
今まさに後悔していることがあって悩んでいるなら、それは受け入れるしかありません。過去の出来事は絶対に変えられないので、そこに気持ちが取り残され続けるのは良くないからです。もちろん完璧に断ち切るのは難しいですし、立ち直る時間は必要ですね。
しかし、どこかで区切る必要はあります。今が過去に囚われて未来の可能性まで奪われると、もっと後悔することになります。いつだって重要なのはこれからどうするか真剣に考えること、そして今この瞬間から取り組み続けることです。後悔していると感じたときほど、これからのどうするか真剣に考えましょう。理想となる予定を考えているときは希望を感じられるんです。
【参考になる本の紹介】
今回の考え方で非常に参考になる本を紹介します。
それが「7つの習慣最優先事項」です。有名な自己啓発本の「7つの習慣」の第2版です。
こちらは本当に重要なことを実践するにはどうしたらいいか、といったことが具体的に細かく書かれています。この本、比較的古いのでブックオフでも安く売ってますし、図書館にある場合もあるので探してみてください。